目の疲れを訴える人の約6割は、ドライアイの症状があるといわれています。ドライアイとは、涙の分泌量が減り、眼球の表面が乾いてしまった状態をいいます。
ドライアイになっている人は正常な人と比べると、涙の分泌量の半分以下になっています。悲しい時等に出る涙は、ほとんどが水分なのですが、このような日常的に分泌されている涙は、目の縁から出る脂や水分がバランス良く混ざっており角膜などを保護する役割をもっているのです。そのため、涙の分泌量が減ることにより目の調子が悪くなってしまうのです。
長時間、パソコンの画面などを凝視していると、まばたきの回数が知らず知らずのうちに減ってしまい、涙の分泌量が減少してしまいます。今、一生懸命この文章を読んで頂いていると思うのですが、ちゃんとまばたきをしていますか?コンピュータを見ている時には意識してまばたきをしないと、まばたきの回数がどんどん減ってしまいます。
また、最近のオフィスは空調が完備されていて非常に快適に働けますが、そのせいで、逆に空気が乾燥しているため、目の表面も乾いてしまいます。
最初のうちは自覚症状がないため、気づかないうちに進行するのでやっかいです。目が重たい、目がゴロゴロするなどの症状があったら、ドライアイかどうかの診断を受けてみてください。