疲れ目・眼精疲労への対処法(3)−遠くを見る+眼のトレーニング
集中するとディスプレイや資料等を凝視してしまう癖は相変わらずですが、それでも、近視があまりにひどくなってきたため、ちょっとは、仕事の合間に窓の外を眺めたり、ボーっとしたりする時間をつくろうと努力しています。だからといって、近視が良くなるわけではないですが、悪化をくい止められることを祈るのみです・・・
屈折性近視を防ぐためには、あまり近くを見続けない
根本的な対策はあまり近くを見続けないことに尽きます。
近くを見続けると、水晶体を動かす筋肉である毛様体筋(もうようたいきん)が伸びっぱなしとなることにより、毛様体筋が緊張して凝り固まってしまい、戻らなくなってしまうからです。その結果、視力が落ちてしまうのです。
早期に筋肉をほぐせば、仮性近視で済む
但し、毛様体筋が凝り固まってしまって視力が落ちたとしても、ある程度の期間までならば、毛様体筋の機能を回復させることができます。この、一時的に視力が落ちた状態のことを仮性近視といいます。そして、この状態までならば視力を回復させることができるのです。
そこで、私たちが近視に対応するために以下のことを心がける必要があります。
- そもそも、眼の筋肉に疲れをためない
- たとえ、疲れがたまったとしてもできるだけ早く回復させる
眼の疲れをとる・回復させるためには
遠くを見る
仕事に集中していると、どうしても長時間集中して手元を見がちになってしまいます。でも、それを続けてしまうと、目の筋肉が硬直化してしまい、目の疲れの原因となります。
そこで、1時間に1回程度は手元から目をはずして、できるだけ遠くを見るようにしましょう。この時にさらに青い色のものを見ると、気持ちがリラックスできるので、さらに効果的です。
眼の運動をする(その1)
眼の筋肉をほぐすために、眼の筋肉をあえて動かすことが効果的です。
まずは、眼を開けて、まず、作業中の距離よりも遠い距離(5m)の場所を見てください。そして、徐々により遠い場所(空、雲等できるだけ遠いところに)に視点を移してみてください。これを何回か繰り返してみてください。
眼の運動をする(その2)
眼の前約20cmの位置のところに親指を立てて、その一点を数秒間見つめてください。その後にその後方にあるより遠い物を5秒ほど見つめてみてください。
これを1セットとして片目1分から2分、一日4〜5セットを目安に実施してみてください
眼の運動をする(その3)
視野を広げる訓練です。これにより眼の筋肉も鍛えられます。まず、視野の一番左上のほうを見ます。次に右下、右上、左下と順次視線を動かしてください。これを何回か繰り返します(注:目一杯の力を入れずに、ほどほどの力で無理をしないで実施してください)
速読の訓練
意外かもしれませんが、速読も、効果がありました(私が自分自身で体験しました)。ただ、これも、決して無理をしてはいけません。
始め、私は速読はうさんくさいなぁー、という印象を持っていたのですが、その当時、NHKで速読の効果について検証をしている番組があり、速読の訓練を受けた若手芸人がものすごいスピードで本を読んでいるのです。
その当時私は近視が進むとともに眼精疲労も激しかったので、二日酔いに向かい酒のような感覚で速読の練習を始めました。
無理をしてはいけない、と言われていたのですが、ぐんぐん見る世界が変わってくるのが面白くて、速読の訓練に熱中して、かなり長時間その訓練を行っていました。
すると、速読の練習を始めて2週間くらいに、眼の筋肉痛のようなものになり、近くを見ようとしても、眼のピントが合わなくなってしまったのです!
これは、まずいなぁーと思っていたのですが、それから、さらに1週間くらいたつと、眼の調子も元に戻り、眼精疲労の症状もなくなってしまいました。それ以来、もちろん、読書スピードはあがるし、近視の進みも止まりました。
興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてください。
速読法一覧(ソフトウエアによるもの)
速読関連書籍
繰り返しになりますが、「眼の運動をする(その3)」や「速読の訓練」は、眼の筋肉をほぐす効果がありますが、特にやりすぎると逆効果になることもあるので、注意してください。
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