あわてて、医者へ行ったところ、視力検査・眼底検査等の後に、ドライアイの検査をすることになりました。目に変な紙をはさんで、目を閉じてしばらく待つんです。そして、その医者には「やっぱりドライアイですね」と言われ、2つ3つ注意をされた後に、目薬を渡されたのでした。
目のためには、コンピュータを使わないが一番いいのは間違いありません。でも、現代においては、コンピュータは生活の一部になってしまっているため、そうもいってられませんよね?そこで、コンピュータとうまく付き合っていくためのポイントをご紹介します。
下を向くと目をあまり開けずにすむので、涙の蒸発が抑えられます(試しに上を向いてみてください。目が開くのがわかると思います)。
また、パソコンを使うときには、通常、別の資料等を見ながら使う場合が多いと思います。そのようなときには、ディスプレイ、キーボード等の入力装置、資料のそれぞれを目から等しい距離に配置すれば、視点を変えるたびにピントを合わせる労力が減り、目が疲れにくくなります。
近くを長時間見つめていると、目の疲れの原因となるばかりでなく、視力低下の原因にもなります。パソコンを使った作業をする際は、30分に一度は画面から視線をはずして、できるだけ遠くを見ましょう。その時にはしかも青・緑系の色のものを見るのがベストです。
また、手元で何かの作業をするときは、目から30cm以上離すようにしましょう。
画面は明るすぎても暗すぎても目が疲れてしまいます。というのは、部屋とコンピュータ画面に明るさの差があると、瞳孔の筋肉が伸びたり縮んだりして目の筋肉が非常に疲れてしまうのです。そこで、画面の明るさを調整し、周りの明るさとの差をなくしましょう。
また、窓から光の差し込み具合や、照明の当たり具合で、それぞれの明るさが異なるのも、目が疲れるもとになります。周りの明るさが均等になるよう机の位置を変えたり、照明の工夫をしましょう。
フィルタをディスプレイに取り付けて画面からの光を和らげたり、ディスプレイから出る電磁波を防いだり、蛍光灯の映り込みを防ぐことで目の負担を減らします。
ディスプレイ用や液晶ディスプレイ用があります。
上に書いたのはすべて、ドライアイの予防方法又は悪化をくいとめる方法ですが、既にドライアイの症状がある場合には、まずは、ドライアイの症状を緩和することを考えましょう(もちろん、上の悪化をくいとめる方法も実践してください。
これは意外に効きます。蒸しタオルで目を1分くらい温めると、ほどよい温かさと湿気で目の疲れが緩和されます。
蒸しタオルの作り方: タオルに水を含ませてきつく絞ります。その後電子レンジ(500W)で40秒前後加熱すれば完成です。なお、加熱時間はタオルの厚さ・大きさにより、時間を調整してください。
また、同じ効果はお風呂に入っている時に目を閉じて湯船のお湯を目にあてる、というのでも得られます。
あたりまえですが、水分が体内になければ涙は出てきません。そのため、水分をしっかりとこまめにとることも大切です。また、部屋の湿度も低くなりすぎないように保ってください。